最近、SNSや感度の高いカフェで「チコリコーヒー」という言葉を目にしませんか?
「コーヒーなの?それともハーブ?」と、その謎めいた名前に首をかしげている方も多いかもしれません。
実はこれ、ヨーロッパでは古くから愛されている飲み物。日本でも健康志向の方や、カフェインを控えている方の間で、じわじわとブームの兆しを見せているんです。
今回は、そんな注目のチコリコーヒーの魅力や、普通のコーヒーとの違いを分かりやすくお伝えします。
タップできる目次
チコリコーヒーとは?
最近話題のそのチコリコーヒーとはそもそも一体何なのでしょうか。チコリコーヒーの概要についてざっくり説明していきます。
コーヒー豆を一切使わない「ハーブの飲み物」

結論から言うと、チコリコーヒーはコーヒー豆ではなく、「チコリ」というハーブの根っこから作られています。
チコリはヨーロッパ原産のキク科の植物で、ギリシャ語の「畑(Kichorion)」が名前の由来と言われるほど、現地では身近な存在です。
葉っぱは高級野菜としてサラダに使われますが、その太い根を刻んで乾燥させ、じっくり焙煎したものがチコリコーヒーになります。
見た目や味はコーヒーに似ていますが、中身は完全な別物。いわば「コーヒー風のハーブティー」といったところですね!
歴史を知るともっと面白い!
実はチコリコーヒー、ただの流行りではなく、とっても深い歴史があるんです。
もともとヨーロッパでは、コーヒー豆は温かい国から輸入しなければならない貴重な品でした。
そのため、第二次世界大戦などで輸入がストップした際に、「コーヒーの代わり」として大活躍したのがこのチコリコーヒーだったのです。
また、18世紀のドイツでは、当時の国民があまりにもコーヒーを大好きになりすぎて、国のお金が外貨としてどんどん外に流れてしまいました。
これに困った国王が「コーヒーは体に悪いぞ!」という触れ込みで制限をかけたため、どうしてもコーヒーを諦めきれない人々が代わりにチコリを飲み始めた……という理由で広まった歴史もあります。
フランスではチコリコーヒーを飲むのは当たり前
日本ではまだ珍しいですが、フランスなどヨーロッパの国々では今でもごく当たり前に飲まれています。
老若男女問わず、健康のために選ぶ人もいれば、あの独特の香ばしさが好きで愛飲している人もたくさんいます。
私が以前アメリカにいた時も、フランスからの留学生が「これが落ち着くんだよね」とマイ・インスタント・チコリコーヒーを飲んでいたのがとても印象的でした。
チコリコーヒー、妊婦が飲んでも大丈夫?

ノンカフェインということで、妊娠中の方や寝る前のリラックスタイムを楽しみたい方に注目されているチコリコーヒー。でも、「ハーブ」だからこそ知っておきたいポイントがあるんです。
「100%ノンカフェイン」の安心感
最大のメリットは、やはりカフェインが全く含まれていないこと。
もともとコーヒーが大好きだった方にとって、妊娠や授乳で急に「今日から飲むのをやめてね」と言われるのはストレスですよね。
チコリコーヒーはコーヒー豆を一切使わない「別の飲み物」なので、カフェインを気にせずコーヒー気分を味わえる強い味方になってくれます。
関連記事:妊娠中におすすめのカフェインレスコーヒー・デカフェ9選
妊婦さんへの「おすすめ派」と「慎重派」
ネットや本で見ると、実は意見が分かれているこの問題。それぞれの理由は以下のとおり。
おすすめ派
「カフェインゼロでストレス解消になる」「母乳の出を良くする効果が期待できる」という声があります。
慎重派(おすすめしない派)
最大の理由は、チコリに「月経を促す作用(通経作用)」があると言われているため。これが過剰に働くと、体に負担がかかる可能性もゼロではありません。
結局、どうすればいい?
「専門家でも意見が分かれる」と言われることもありますが、現在、多くの医療・研究機関では「妊娠中や授乳中の使用は、念のため控えるのが安心」という見解が一般的です。
「カフェインが入っていないから100%安全!」と決めつけず、もし妊娠中に試してみたい場合は、まずは担当のお医者さまに「チコリコーヒーを飲んでもいいですか?」と相談してみるのが確実です。
実際にチコリコーヒーの味はどうなのか
チコリコーヒーの味はコーヒーに似ている

その名の通り、味はかなりコーヒーに似ています。もちろんメーカーによって差はありますが、ざっくり言うと「コクのある深煎りの苦めなコーヒー」という印象です。
この「しっかりとした苦味」がポイントで、ブラックで飲むのはもちろん、牛乳との相性がバツグンです。
チコリコーヒーでラテを作ると、カフェで飲むような本格的な味わいになって満足感がありますよ!
関連記事:代用コーヒーとは?コーヒー豆を使わないコーヒーの作り方
チコリコーヒーはどこで買える?

- 生活の木: ハーブ専門店なので、まず間違いなく置いてあります。
- カルディ: 店舗によってはチコリコーヒーを置いてます。
- ロフト・ハンズ: 健康食品コーナーをチェックしてみてください。
もちろんネット通販でも気軽に買えます。価格は100gで1,000円前後が相場。普通のコーヒー豆と同じくらいの感覚で、気軽に試せるお値段なのも嬉しいですね。
チコリコーヒーの効能・効果
1. お腹スッキリ!便秘の強い味方

チコリコーヒーを愛飲する人の多くが実感しているのが、お通じへの効果です。
チコリには「イヌリン」という水溶性食物繊維がたっぷり。これが善玉菌のエサとなって腸内環境を整え、溜まった老廃物の排出をサポートしてくれます。お腹のハリが気になる方にもおすすめです。
2. ダイエット中にも嬉しい!血糖値のケア
同じく「イヌリン」の働きによって、食後の血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。
血糖値を安定させることは太りにくい体づくりにも繋がるので、ダイエットを意識している方のティータイムにもぴったりです。
3. お疲れ気味の体に!肝機能のサポート
チコリは古くから、肝臓や腎臓などを浄化してくれるハーブとして重宝されてきました。
デトックスを助け、内臓を元気にしてくれるので、お酒を飲む機会が多い方や、なんとなく体が重いと感じる時の救世主になってくれるかもしれません。
4. 体をいたわる消炎作用
意外なところでは、炎症を抑える「消炎作用」も期待されています。
喉のイガイガや気管支のトラブルがある時に、優しいケアとして選ぶ人もいるんですよ。
最近のカフェインレスコーヒーは進化している
もし、カフェインが気になる方は、いまはデカフェという選択肢もあります。
カフェインレスコーヒーについては、私も姉が妊娠してからいろんなものを探して検討しました。もともと姉はコーヒーが大好きだったのですが、妊娠してからカフェインの入っているコーヒーが飲めなくなりました。
多くのショップを巡って、最近見つけたのがCHOOZE COFFEEです。

ここの豆は、デカフェ特有の物足りなさがなく、豆が膨らむくらい鮮度が良く、香りも強くて美味しいです。
夜脂っこいものを食べたあとに、コーヒーが飲みたくなったらお世話になっています。今まで飲んだデカフェで一番美味しいので、同じように美味しいカフェインレスを探している人がいたら、お試しください。

