コーヒーをブラックで飲むと苦味が強すぎると感じたとき、あなたは何を入れますか?
多くの人が砂糖やガムシロップを選びますが、いま健康意識の高い層の間で定番となっているのが「はちみつ」です。
タリーズの「ハニーミルクラテ」のような人気メニューがあるように、コーヒーとはちみつの相性は抜群です。
しかし、単に甘くするだけではありません。実は、ダイエット効果や美容、さらには豆の個性を引き立てるメリットが隠されているのです。
今回は、はちみつコーヒーの効果・効能から、相性の良いコーヒー豆などを解説します。

ブログ管理人:山口 誠一郎
コーヒーの専門家としてTV出演。文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。1,000種以上のコーヒー豆をレビュー。イタリア「Caffè Arena Roma」元バリスタ。
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はちみつコーヒーの効果・効能
はちみつコーヒーのダイエット効果

はちみつは砂糖(ショ糖)に比べて甘みが強いため、少ない量で満足感を得られます。
さらに重要なのが「低GI(食後血糖値の上昇が緩やか)」であること。血糖値の急上昇を抑えることでインスリンの過剰分泌を防ぎ、脂肪を溜め込みにくい体づくりをサポートしてくれます。
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150種類以上の「天然の栄養成分」を補給
精製された砂糖と違い、はちみつにはビタミン、ミネラル、アミノ酸、ポリフェノールなど150種類以上の成分が凝縮されています。
コーヒーそのものに含まれるクロロゲン酸(ポリフェノール)との相乗効果で、一杯のコーヒーが「飲むサプリメント」へと進化します。
美容とアンチエイジングの相乗効果
コーヒーの抗酸化作用とはちみつの保湿力・殺菌力は、肌のコンディションを整えるのに最適です。
喉の粘膜を保護する効果もあるため、乾燥する季節や風邪の引き始めにもおすすめです。
伝統の知恵「カフェ・コンレーチェ」

スペインでは古くからコーヒーにはちみつとミルクを入れた「カフェ・コンレーチェ(コーヒー・ウィズ・ミルク)」が親しまれてきました。
単なる甘味ではなく、疲労回復のための生活の知恵として受け継がれている組み合わせなのです。
どんなはちみつがいいのか?

より効果を実感したいなら、写真のMy Honeyのような非加熱の生はちみつを選んでみてください。
市販の加熱済みはちみつに比べて、酵素やビタミンが活きたまま含まれていますし、とにかく香りがすごくいいのでおすすめです。
はちみつと相性が良いコーヒー豆
濃厚な蜜には深煎り豆(グアテマラ・マンデリン)がおすすめ

アカシアや蕎麦の花など、香りが強いはちみつには、どっしりした苦味のグァテマラ、マンデリンの深煎りコーヒー豆がおすすめです。
ミルクを足せば、キャラメルやチョコレートのような濃厚なデザートドリンクになります。
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浅煎り豆(エチオピア・ケニア)× フルーティーな蜜

オレンジやクローバーなどの軽やかなはちみつには、フルーティーな酸味を持つエチオピア、ケニアなどの浅煎りコーヒー豆がよく合います。
あえてミルクを入れないブラックのまま楽しむと、まるで高級なフレーバーティーのような華やかさが際立ちます。
美味しい「はちみつコーヒー」の作り方

作り方はシンプルですが、一点だけ鉄則があります。それは温度です。
1.コーヒーを淹れる
お好みの豆でコーヒーを抽出します。はちみつに負けないよう、少し濃いめに抽出するのがおすすめです。
濃いめにするなら、ゆっくりと時間をかけてポタポタと点滴のように抽出するか、使う豆の量を増やせばOKです。
2.コーヒーの温度を少し下げる(重要)

はちみつに含まれる貴重な酵素や栄養素は、80℃以上の熱で壊れてしまいます。淹れたてにすぐ入れるのではなく、80℃以下に少し落ち着いてからはちみつを加えましょう。
抽出したコーヒーの温度を簡単に下げる方法は、氷を1個入れるのが一番手軽です。
一般的な家庭用冷蔵庫の氷(約20g)を淹れたてのコーヒー(150ml・約85°C)に1個入れると、だいたい10°Cくらい一気に下がります。
これでちょうど「はちみつの栄養を壊さない温度」である75°Cくらいに落ち着きます。
もしくは、カップを温めないのもアリです。淹れたてのコーヒーを冷たいカップに注ぐだけで、液温は一瞬で5°C〜8°Cほど下がります。
そこにはちみつを入れれば、コーヒーの温度は80°C弱くらいに落ち着くので、ちょうどいい計算になります。
関連記事:コーヒーの味は温度で変わる?淹れるのに最適な温度や飲み頃は?
まとめ
このように、はちみつとコーヒーは相性がよく、健康的にも好影響があるので、興味がある方はぜひ一度試してみてください。
濃厚なはちみつにはグァテマラ、マンデリンなどを深煎りにしたコーヒー豆がマッチしますし、軽いハチミツにはエチオピア、ケニアなどの浅煎りコーヒー豆と相性が良いです。
